【高専中退】息子2人の進路が決まりました(2019.12更新)

窓際でほおづえついてる男性 高専
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この記事は2019年の6月と7月に立て続けに、高専を中退した息子の話です。
高専に入学するのをどうしようかなと悩んでいる人や、または高専入学後、留年等をきっかけとして、高専をやめる?続ける?と迷っている人に私の失敗談が役に立てばいいなと思います。

今回は、彼らが沖縄高専をやめた後、進学やキャリア形成をどう構築しようとしているのかを話していこうと思います。ただ、昨年の6月と7月ということもあり、この話は決して完結しているわけではないです。彼らが「成功」したのか「失敗」したのかというのはもっとずっと後になりますが、進捗はこのブログにアップしていこうと思うので、気になる方はぜひブックマークしてください。

彼らが高専を中退するまでの経緯は下の記事で詳しく説明しています。
沖縄高専やめました(2019年高専中退)

高専中退のその後(長男の場合)

長男曰く「俺には他にやりたい事があるから!」という理由でやめました。在学中は祖母の家にお世話になっていたこともあり、まともに学校のことを相談できる相手がいなくて、一人で思い悩んでの結論なのかな、と勝手に想像しています。

進学 or 働く どっち?

2つの道の前で立ち止まっている男性

長男のやりたい事「動画編集」。ということで、動画編集に関わる彼の心持ちや業界調べをスタートしました。彼一人で全て考えてもよかったのかもしれませんが、業界調べや進学の部分は親子で、彼自身の気持ちを因数分解するのは、いくつかの問いを投げて彼に改めて考えてもらいました。

ちなみに彼に投げた問いは次のようなものです。

  • いつから動画編集に気持ちが傾いたのか
  • 動画編集のどんなところが好きか
  • 動画編集の仕事とはどのようなものか
  • 動画編集で稼ぐことができるのか
  • 学ぶなら専門学校なのか、大学なのか
  • すぐに就職するのか etc…

上の問いをもとに、ノートに書き出して自分の思考を整理してもらいました。「進学」か「就職」では彼は「どちらでもいい」というスタンスでした。

今SNS等では「大学を出る必要はない」という声が多く挙がっています。私も大学を出るより早目に社会に出て、実績や人間関係を作る方が有益かも、という考えを持つものの、でも日本はまだまだ学歴重視、高卒と大学卒の違いは大きいのが実情はよくわかっています。

親子で悩んだ結果「進学」を前提として、Webサイトで情報収集し、地元の専門学校は見学会を利用して直接行って話をきいてきました。

悩んだ結果「通信制大学」に決定

パソコンの前でタブレットを操作る手

いろいろ悩んだ結果、「大手前大学」への進学を決めました。決め手は次の2つ。

  • 全授業オンライン受講ができる→ 通学の必要がない。
  • カリキュラムの中に「メディア」の授業がある。

大手前大学:兵庫県にある四年制大学。現代社会学部、総合文化学部、メディア・芸術学部の3学部があり、通信過程があるのは現代社会学部のみ。現代社会学部では、主に日本語教員養成や心理学の資格をとることができます。

(公式)大手前大学 通信教育部

大手前大学に入学し、単位をとりつつメディアの授業で動画編集の力をつけていき、そこでのんびり卒業後の進路を考えることにしました。

高専中退のその後(次男の場合)

重なった本とノートとペン

次男は、そもそも進路を「高専3年終了後、中退して大学進学」と考えてました。
つまりは、今回2年次で中退となったけれど、当初の目標と変わらず大学進学を目指すとうことで逆に時間の余裕を持って(大学受験に)取り組めることになりました。

次男・大学受験に照準!の前に

勉強している少年

大学受験には、高校卒業資格が必要のため、彼には高卒認定試験の勉強を手始めとして、それと並行して少しずつ大学受験準備をしてもらうことになりました。ちなみに彼の希望は「昆虫学」。よって国立大学受験がまっていることになります。

高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)(文部科学省)

親として高専を考える

高専の合格ラインが変わってきた?

教室の最後尾で授業を受ける学生たち

最初に言っておきますが、私は高専は素晴らしい場所だと思っています。なぜなら、早くから専門性のある知識や技術を学べる環境は日本ではまだまだ少ない

その中で、高専は16歳からそれらを学べるチャンスがある数少ない場所だと考えているからです。

けれど最近、高専受験者は減っているそうです。理由は社会の流れや考えの多様性などいろいろあるのでしょうが、受験者数に影響されてか高専の採用基準が下がっているのではないかと思うのです。

定員充足のために、高専のレベルに達していない学生も合格にしていたのではないか、と。
なぜこのように考えるかというと、次男が本来高専の入学レベルじゃなかった、と思うから。これは、次男を卑下しているわけではありません。また次男もそれは自覚があり(入学を)不安がっていました。そんな彼に、私が「なんとかなるよ!」と楽観的に勧めていたのです。(……反省)

良くも悪くも強い学生しか残れない

ガッツポーズの男の子

ちょっとくらい学力が低くても、そこでくらいついて自分をレベルアップさせる子がいます。自分の未熟さを知ってもなお上を目指す「強い学生」。そういう子は、普通校でのんびり過ごすより、高専向きだといえます。

でも、そうじゃない学生は?

残念ながら、強い学生ではない子、具体的には次のような性格の子は高専に学力とは関係なく不向きです。

  • 周りに対して強烈に劣等感を感じる
  • わからないことにぶつかったときに自分から聞きにいけない
  • わからないことを隠そうとする(わかったふりをする)
  • 誘惑に弱い
  • 勉強があまり好きでない

このような子は、自主性を重んじる高専では潰れていってしまいます。それを防ぐためには、親の介入がある程度必要だと思います。

次男と同じ中学から高専へ進学した同級生の中には、週末の度に帰ってきて地元の塾に通う(※高専の周辺に塾がないため)子がいました。

その時私は金銭的に余裕がなかったことや何とかなるとのんきに考えていました(←昔の私を殴りたい)。それに比べて週末に塾にいかせていた親御さんは素晴らしいです。

そんな私の失敗談をもとに言えること、それは、
入学しての最初が肝心。合格したと浮かれるのではなく、入学後の授業についていけるだけの学力を春休み中はもちろん、入学してからもフォローアップしていくことが超重要、ということ。

自分の性格、特性をしっかりと見極める

たくさんの人形をもった手

昨今の高専の合格基準に対する疑問とともに、ついでに高専特有の受験方法にも少しだけ物申したいと思います。

高専は、受験の際、希望学科を第1〜3位までを記入し、試験の得点によって学科を振り分けられます。つまり、倍率の高い学科を受験した場合、点数によっては第2・第3希望の学科に振り分けられてしまうのです。

ちなみに、息子2人とも、第1希望は通らず、長男は第3希望(①メディア→③生物資源)、次男は第2希望(①生物資源→②機械システム)への入学でした。

たぶん、その時点で自分のやりたいこととは大きくずれてるんですよね。

当初やりたいことと異なる→ やる気がなくなる→ 授業がつまらない→ 成績不良

という負の連鎖につながる可能性が高い。そこで、当初入りたい学科に転科するには、成績優秀かつ定員に空きがあること、が条件。

はっきり言っちゃうよ。それ無理やろが!
そういった高専の仕組みから、これから受験を控える中学生や保護者が考えなきゃいけないのは、

自分(自分の子供)の性格や学力レベルを詳しく把握しておくこと。具体的には

  • 高専の模擬試験で7〜8割取れているか
  • 理数系の勉強が得意なだけでなく「好き」か。
  • プログラミングの基礎知識を持っているか
  • わからないことについて積極的に先生や友達にガンガン聞きにいけるか
  • ゲームや動画にはまらないタイムマネジメントができるか  etc…
合格したから、あとは学校に任せた!というのが一番悪い。それは親も子も一緒。もう高校生だからと、子どもや学校に丸投げするのではなくて、ある程度しっかりできるようになる見届けることが超重要です。

それでも結局はやり直せるもんだよ

草原の中の1本の木

ここまで、暗い話やきつい話をしてきたけれど、今の息子2人の様子はというと、すごく幸せそうなのです。長男は、早々に動画編集の仕事を見つけ、毎日楽しそうに仕事しています。大学の勉強はちゃんとやっているのか心配なのですが(笑)

次男は、11月に高卒認定試験を4科目受け、無事全て合格。来年夏に残り2科目を受験予定しています。来年からは塾でがっつり大学受験に向けての勉強が始まるので、今は基礎がためをしています。

長男も次男も「中退」という世間でいうこぼれ落ちた部類に入るのですが、今の世の中はどうやってもやり直せるものだと私は思います。あとは、親の心持ちも大きく関係します。子どもの可能性を信じつつ、子どもに丸投げではなく余裕を持って見守ることが子どもにとっても、そして親にとってもいいのだと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

コメント

  1. T子 より:

    学科は違いますがうちの子と長男くんが
    同じ時期に同じ学年に在籍していたようで
    勝手に親近感を持っています。

    一緒に入学した子たちが今月卒業しました。
    ストレートで卒業できなかったのは
    (中退、留年、休学含む)7~8名くらいいたのでは・・・。
    うちはまだまだ通いますが毎年留年と戦ってます(^-^;

    ただ受かったから、
    親に勧められたから、
    だと高確率で中退していくと感じているので
    中学生の時から考えてもらえたらいいなぁと私も思います。

    ですが、いろんな意味で鍛えられることは確かです。
    マイペース過ぎるうちの子も少しは動けるようになりましたもの。

    • ねこた necocota より:

      T子さん、コメントありがとうございます^^
      コメント読んでいて、私も親近感を持ちました。

      卒業式の時期を迎え、私は正直、複雑な気持ちはあるものの、
      現在、うちの長男が楽しく過ごしているので、結果オーライです。

      T子さんの仰る通りで、いろんな意味で鍛えられる高専は
      頑張れる子にとっては本当にいい環境だなと思います。

      T子さんとお子さんの頑張り応援してます(^^)
      親としてお互い大変なこともありますが、
      ゆっくり見守っていきましょう。

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  3. 某高専生X より:

    主様、どうもこんにちは。

    (自分語りのようになってしまったのですが、今まで誰にも話せずモヤモヤしていたので、話だけでも聞いて欲しいと思い書いています。)

    恥ずかしながら、丁度一年前の次男くんと同じような状況になっている
    某高専2年生です。
    私は高専を父親に勧められ、その当時ちょっとだけ科学に興味があったのでそれがきっかけで入学しました。
    (今考えると浅はかだったな…自分……と後悔しています)

    (***編集により省略***)

    高専が自分には合わないと確信したと同時に、自分で自由に選択肢が選べなかった過去がある自分にとって、自分が見つけた選択肢を自分の意思で辿るチャンスだと思っているので、試験勉強の合間に交渉材料
    (通信制の高校の資料、一人暮らしの場合の物件探し等)
    を色々と集めています。

    (***編集により省略***)

    (交渉材料のひとつに最悪グレるよ的な発言もあります)

    人生17年の中では今現在、多分一番のワガママであり家庭内戦争になると予想しています。でも、一番大事なのは自分の意見・意思をきっちり伝える事からだと思い、覚悟を決めました。

    このタイミングで当ブログと出会ったのも何かの縁と思ったので、この件で続報があればまたここに書かせてもらうかも知れません。よろしくお願いします。
    本当に長文ですみません。

    • ねこた necocota より:

      ※頂いたコメントは特定されると困るので編集で省略している部分があります。

      某高専生Xさん

      こんにちは。
      コメントありがとうございます。
      管理人necocotaです。

      保護者の方からコメントもらうことはあるのですが、
      現役生からは初かな。ありがとうございます。

      ところで「今まで誰にも話せずモヤモヤしていた」とのこと

      大変でしたね。でもよく耐えましたね。(上から目線に聞こえたらごめんなさい)

      実はコメント読んでいて、こんなにしっかりした学生がいることに嬉しくなりました。
      ん?某高専生Xさん悩んでいるのに失礼だな私(笑)

      がんばってください。
      応援してます。

      1つだけ、親目線で伝えてもいいですか。
      なんやかんや言っても、親は子どもの幸せを願っているものです。
      だから親のいうことを聞いとけ、ということではなくて、
      誰も悪者はいない、ということです。

      自分の言っていることが正しいから、相手は聞くべき!ではなく、
      うまく(丸め込んで)わかってもらいましょう(笑)

      こういった本も参考になりますよ(笑)
      【伝え方が9割①】そうだ Noの答えをYESに変えよう
      https://www.youtube.com/watch?v=wPhU8-NzH1I

      続報、楽しみにしてます(^o^)/

  4. […] 【高専中退】息子2人の進路が決まりました(2019.12更新) […]

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