学び直しが必要だな、と強く感じるようになったのは40代に入ってからですが、離婚後シングルマザーになってから(35歳くらい)、いわゆる「手に職」を持たねばというのはその頃から強く感じていました。
でも、今世界的な景気後退や、生活の変化の中でむしろ年齢や性別を問わず、「学び直し」はマストなことだと思っています。
40代になって学び直しが必要な理由
理由① 社会のニーズの変化
私たち40代が社会人になった20年前は、コンピュータはありましたがインターネットはそれほど発達していませんでした。
インターネットは笑うほどの低速で、「一回ポチッとクリックしたら、別の作業をして、時々ページが変わっていないかチェックする」という状態でした。自分でWebページを作るにも、メモ帳を立ち上げてテキストを打っていくとか。
つまり、その頃と今はまったく違っているわけです。いい大学を出ていたとしても当時のスキルや知識は、大部分が価値を失っている。
だから、40代の今、社会に求められるスキルはなんなのか(ニーズ)をきちんとわかって、そのニーズにあった学び直しが必要になってくると思います。
理由② コロナで日本が世界が大きく変化している
いわずもがな。コロナで日本、そして世界のパワーバランスが変化しています。スキルや知識も「求められる」レベルではなく「生き残っていくための」レベルで考えていかなければいけないのだろうなと感じています。
理由③ 自立のために
個人的にこの「自立のため」という理由が最も大きい。経験上、早くから子どもを産んで、社会人としてまともにスキルも経験もないまま年をとってしまいました。そして離婚して自由になりたいと思った時、自分の無力さで離婚したくてもできない、という最悪な状況でした。
そして今、付き合ってる人はいませんが(笑)、男性にしろ、仕事にしろ、いつでも「次」に行けるだけの力がないと、自由に生きられないと思います。
自立のための「学び直し」は、自分に自由をもたらしてくれるものです。
国の支援
画像元:厚生労働省 報道発表資料
「学び直し」の国の支援として、訓練プログラムの費用を一定割合給付してもらえる専門実践教育訓練と特定一般教育訓練の2つがあります。
専門実践教育訓練
大学の正課課程または履修証明プログラム(提供されるプログラムは地域や大学によって変わります。確認は下の検索ページから)
給付の内容:受講費用の50%(上限年間40万円)を6か月ごとに支給
特定一般教育訓練
大学の履修証明プログラム(提供されるプログラムは地域や大学によって変わります。確認は下の検索ページから)
給付の内容:受講費用の40%(上限40万円)を受講終了後に支給
このように国が用意している教育訓練は学費支援がありますが、講座や地域でだいぶ限定されているのが難点。学費に支援がなくてもいいから、いろんなスキルや資格をとるための講座を知りたい、という方は下の「マナパス」を使って探してみてください。
画像元:「マナパス」公式サイト
住んでいる地域や、取得したいスキルや資格別で各大学の履修プログラムを検索することができます。
でも、これら国の取り組みは大学で勉強しました、ということが証明ができるメリットはあるけれど、結構な費用と時間がかかるデメリットもあります。
私もですが、ワーママでシンママでついでにアラフォーとなると、時間がないし体力がない(泣)
自分でスケジューリングできて、頑張れば知識とスキルを最短で身に付けたり、資格が取れたりできる方がうれしいですよね。次に私が今使っている無料で学べる学習サイトをご紹介します。
無料の学習サイト
まず、今から学ぶなら断然、英語とプログラミングが得だと思っているので、これらを学ぶための学習サイトをご紹介します。
英語を学ぶ
もちろんTEDやBBC Learningなど質のよい英語サイトもたくさんあり、私も使っていたことありますが。私の性格上続きませんでした・・・
英語には目的がなによりも大切です。
- TOEICで800点台をとる
- ネイティブの方と意思疎通できるくらいのビジネス英会話を話せるようになる
この2つの目的にあった英語勉強のために、以下の2つのサイトを私は使っています。
Skills Build
画像元:SkillsBuild(スキルズビルド)
IBM発の社会貢献プログラムと呼ばれているもので、IBMが提供するプラットフォームでビジネススキルやITの基礎〜専門知識を学ぶことができます。就労準備が前提なので、学んで終わりではなく、指定されたコースを修了すると修了バッジがもらえ、それらをひっさげて就活することもできます。
私は転職、複業のために登録しているWarrisで紹介され、すぐに登録して勉強しはじめました。IT知識の動画がちょいちょい英語で、正直大変ですが鍛えられます。
内容自体は、今のところイントロダクションなのであまり難しいとは感じませんが、全編すべて英語でテストも英語がざらなので、そこはもちろん大変です。でもITを学びながら英語の勉強もできるなんて一石二鳥!と考えればお得だと思いませんか。
Coursera
画像元:coursera
SkillsBuildの講義は、SkillsBuild内だけではなくて、別のオンライン学習プラットフォームとも連携しています。例えば、英語のアクセントや発音については、Courseraにあるコースに飛んで学習することになります。
Courseraも無料のオンライン学習サイトにあたります。スタンフォード大やMITといった世界的に有名な大学の講師によって、学習プログラムが作られています。(すべての講義が無料ではありません。修了証は有料(破格の安さ)で発行しています)
English.best
TOEIC L&Rの試験の練習のために使っています。サイト自体全て英語なので、鍛えられます。リスニングも本番と似たペースと発音のクリアさです。
単語や、文法は単語帳やアプリを使ってある程度できてきたら、このようなサイトで実践的に勉強する方が良いと思います。
※2020年8月現在、このコロナ禍でTOEICは受験できてません。10月4日受験の抽選にははずれてしまいました。次の10月25日に受験予定です。
プログラミングを学ぶ
・ドットインストール
・Progate
・Paiza
どれも、プログラムを無料で学べるオンライン学習プラットフォームです。どのサイトも特定のコースだったり、一定のレベルまでは無料で受講できますが、それ以上は有料となります。詳細は次のようになります。
ドットインストール | Progate | Paiza | |
---|---|---|---|
スタイル | 動画 | スライド+仮想エディタ | 動画+仮想エディタ |
環境構築 | 必要 | 不要 | 不要 |
提供数 | 432レッスン 6,428動画 |
15コース 79レッスン |
95レッスン |
先生に質問 | できる | できない ※プレミアムプランはできます |
できる ※回数制限有 |
価格※ | プレミアム1080円/月 | プラス会員980円/月 プレミアム会員2980円/月 |
1078円(1ヶ月プラン) 4488円(6ヶ月プラン) 7200円(12ヶ月プラン) |
※価格は基本無料です。
はじめ3つとも無料ではじめて、その後ProgateとPaizaを有料プランに移行しました。現在は、続けているのはPaiza。その理由は・・・
・レッスンが豊富で新鮮(随時更新・追加有り)
・スキルレベルのチェックテストがあり、ゲーム感覚で続けられる
・定期的にAmazon商品券をエサとしたキャンペーンをやっている
・転職スキルを身につけることが前提として作られているので、モチベーションが上がる
学習するときには、内容がいいことはもちろんなのですが、大事なのは継続できるかどうか。特に私は、飽き性+自分に甘いので、継続できる環境を作り出せるかが非常に大事!
いろいろ試した結果、上記の学習サイトにたどり着きました。
アラフォー&シンママでもやれる!
振り返ってみると離婚後、Wワーク、トリプルワークしながらも英語やプログラミングといった勉強を細々とですが、そういややってたなーと思い出しました。
その中で感じたことは、学習には環境!環境!環境!ということ。
年をとると、学習の間が空いちゃうとボンっと知識飛んじゃうんですよね。
とにかく、1日1時間でも、継続できる環境を作ればアラフォーだって、シンママだってこれからもう一花咲かせるのは難しくない、と思います。
悩んでいるうちに思い切って始めてみませんか。
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